シニアからの起業~セカンドライフをイキイキと~

セカンドライフの過ごし方の一つに『起業』という選択肢を入れてみませんか?

65歳で会社を退職、その後は年金をもらいながら趣味に時間を使い、孫との楽しい時間を過ごす。

こんなセカンドライフが一般的だったのは、もう過去の話しかもしれません。

人生100年と言われる時代が間近にせまり、65歳で退職をしても残りの人生は35年もあります。

現在の法律では65歳から年金がもらえますが、将来的には70歳から支給ということも考えられます。

収入の空白期間を作らないためにも、シニア世代にも起業という選択肢を選んで頂きたいと思っています。

シニア世代

ここではシニア世代を65歳以降とさせていただきます。

総務省統計局の調べでは、65歳以上の人口は平成29年4月時点で3489万人、総人口の27.9%となっています。

生産年齢といわれる15歳から64歳の人口が7616万人、生産年齢2名がシニア世代1名を支えていく形になっています。

高齢化が加速している日本で、生産年齢1名がシニア世代1名を支えるという未来も近づいています。

ファイナンシャルプランナーとして多数のライフプランを設計してるなか、国からの年金だけでは豊かな老後を迎えるのが難しい方が多いのも事実です。

シニア起業の強み

会社員として40年近くのキャリアと経験を積んだシニア世代が、65歳を迎えたからといってその力を発揮しないのはもったいないと思いませんか?

シニア世代だからこそ可能な、広い交友関係・経験に裏打ちされた技術・多数の後輩を育てた指導力を活かした起業が可能だと考えています。

起業をしたときの一番の悩みが『集客』です。

自分の力を活かせる市場で、いままでの人脈を活かしたセールスを行うことが出来れば若い起業家にも負けない独自のマーケットを築いていくことが出来ます。

また資金面でも、退職金やいままでの貯蓄の一部を使うことで銀行などから借入を行うことなく、リスクを抑えた起業をすることが出来ます。

シニア起業の弱み

起業にはリスクがつきものですが、シニア世代だからこその注意点もあります。

それは家族の反対と老後資金の確保です。

あなたの家族としては、退職後はゆっくりした生活を送れると思ったのに、また仕事を始めるとなると反対されるかもしれません。

でも、今は様々な仕事のスタイルを選ぶことができ、家にパソコンが1台あれば起業をすることも可能です。

大切な家族との時間を確保しながらの起業も無理ではありません。

 

次に老後資金ですが、ライフプランを作るなかで100歳までお金が無くならないように気を付けて欲しいと考えています。

『豊かな老後を送る為に』と考えて始めた起業で、老後生活を苦しいものにしてしまっては意味がないと考えています。

少しの開業資金から始め、軌道にのったら徐々に資金を増やしていく。

年金という安定収入があるシニア世代だからこそ資金量を調整しながら起業できるのが、若者の起業よりも有利な点でもあります。

シニア起業の為の助成金など

インターネットで『シニア起業 助成金』と検索すると、厚生労働省の『生涯現役起業支援助成金』や国民政策金融公庫の『シニア起業家支援資金』などが表示されます。

スキルと人脈を活用した『ローコストで起業』がシニア起業だと思っていますが、どうしても借入をする必要があればこういった制度を活用することも検討しては如何でしょうか。

まとめ

65歳以上をシニア世代ということで話しをさせて頂きましたが、まだまだ現役で仕事をしたいと考える方が多いのではないでしょうか?

会社の65歳定年ルールでその会社を退職したとしても、あなたの力を必要としている人が必ずいます。

そのスキルと経験を活かして、ワクワクするシニアライフを描いてみませんか?