インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの違いとは

2017年10月26日

インターネットを活用して価値ある記事を提供し、見込み客を育て、優良顧客として呼び込むインバウンドマーケティングという手法があります。

インバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングとは、見込客の方からアプローチしてもらう手法で、ブログや動画などのコンテンツをWeb上で公開し、SNSで拡散し、そこから自社の商品やサービスに興味をもってもらうようにしてもらうマーケティング手法です。

見込み客が自身の消費動向や趣味・嗜好などの判断基準を元に行動をして、自社の側に自らよってくることインバウンド(内側に向かう)から出来た言葉です。

これまでは見込み客に対しこちらからアプローチをする『アウトバウンドマーケティング』が主流でしたが、この方法は効果が少なくなってきているので、インバウンドマーケティングが注目を浴びるようになってきました。

アウトバウンドマーケティング

アウトバウンドマーケティングとは、CMやチラシなどを使い、こちらから見込み客にアプローチをするマーケティング手法です。

情報を得られる媒体が少なかった時代には相当の効果があったのですが、インターネットの普及にともない見込み客が情報を得る方法がCMやチラシに限られなくなり、その効果は下がってきています。

アウトバウンドマーケティングを行うと反応は早いのですが、費用をかけた以上に回収できる可能性が低くなってきているのは覚えておいてください。

消費行動の変化

情報のほとんどがインターネット経由で得られる時代になり、以前のような押し売り方であるアウトバウンドマーケティングは受け入れられなくなってきました。

企業側に主導権を握らせるのではなく、消費者が主導権を握るようになってきたのです。

インバウンドマーケティングの効果

インバウンドマーケティングでは有益な情報を数多く広め、見込み客と接触回数を増やしながら徐々に距離を縮めていきます。

有益な情報とは見込み客が欲しい情報です。

押し売り的なセールスは一切なく、本当に探した記事がそこにあれば、見込み客の方から企業の方に近づいてくれます。

そして購買決定の段階になる頃には、既に常連客に近い状態にまでなっている可能性もあります。

この段階になるまでには時間が掛かりますが、正しく有益な情報を出し続けることで、着実に見込み客が増え、アウトバウンドマーケティングではコスト回収も難しいなか、十分な利益を残すことができるようになります。

まとめ

見込み客の消費動向が変わったなかアウトバウンドマーケティングだけでは不十分で、インバウンドマーケティングを取り入れないと市場から取り残されてしまいます。

コストを掛けるマーケティング手法は多数ありますが、ひとりビジネスや店舗系オーナーは時間をかけるインバウンドマーケティングを取り入れ、大手の会社が取りこぼしている見込み客の悩みを広く拾い上げ、自分たちの常連客にしていきましょう。